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文晁画談 全
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『文晁画談 全』
著作者|谷文晁
発行|不詳
発行日|大正9年
状態|経年劣化あり。和綴じのほつれあり。12.2cm×18.5cm。140ページ。
文晁画談 全
江戸時代の南画家の泰斗・谷文晁、その画塾・写山楼には多くの弟子が入門し、常に写生と古画の模写の大切さを説いたという。
本書はその講義録といえよう。
冒頭の『図画発源』では、絵画の歴史を古代中国の史皇に遡り、東晋の顧愷之、唐の呉道子、明の陸志衝らまでその精髄を簡潔に記し、「典籍図書より起きて、筆札墨戯の妙絶に及ぶ」と自らの心境を述べている。
130余の題目のうち、『唐画和画』『詩画同意』『没骨』などでは具体的に解題し、末尾の『若齢不写像事』では肖像画を描く晦渋と心構えを吐露している。また『筆洗の底に草紋を出す』の撫子模様のカットや、高弟の菅原洞斎、檜山坦斎、山崎宗脩らの筆になる軽い読み物も含まれ、江戸時代中期の南画を取り囲む文(化)人たちの雰囲気が伝わってくる小冊子である。
江戸の幕臣、屋代輪池が埋もれた写本を取り置き、中根香亭が明治24年に上梓した奇跡の『文晁画談』、その大正9年版である。



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