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剪燭庵流萍集

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『剪燭庵流萍集』

著作者|鈴木翠軒
発行|晩翠軒出版部
発行日|昭和17年秋初
状態|和装本。経年劣化あり。28.8cm×14.8cm。82ページ。

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『剪燭庵流萍集』

昭和17年東京銀座三越での個展70数点を集成し、『剪燭庵流萍集(センショクアン リュウヘイシュウ)として上梓したもの。

『国定小学書方手本』を昭和13(1938)年に完成させ、初唐の楷書や良寛のいろはを参考にした「翠軒流」は一世を風靡したものの、条幅等の芸術書が書けなくなるという壁にぶつかった翠軒は、魏晋の小楷を再発見し解決に向かったという。

その逸話「九段下の玉川堂で『燒竹煎茶』の揮毫」が昭和16年であるから、「約半年後には芸術としての書を大衆に問うた」(松尾英敏氏の跋より)のである。

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