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明十家詩選　巻一劉基・巻二高啓

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『明十家詩選　巻一劉基・巻二高啓』

編選｜田辺新之助
発行｜寶永館書店
発行日｜1901（明治34）年
状態｜和綴じ本。但し題簽は後付け。12.8㎝×20.0㎝。80ページ。

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『明十家詩選　巻一劉基・巻二高啓』

逗子開成中学校・鎌倉女学校の創始者の漢学者・田邊新之助編選の漢詩集。

『菱花山館』との印があり、よって題字『明十家詩選』は田邊の筆であろう。ちなみに
国会図書館デジタルコレクションには、この題字と印は存しない。序は、依田百川と亀谷省軒。

田邊新之助は、1882年に共立学校（現・開成中学校・高等学校）の漢文教師となり、
1900年に第2開成中学校の校長となるも1912年にボート遭難事故が起こり、引責辞任。1934年鎌倉女学校の校長を辞した後は、漢書籍の研究に専念し、田邊松坡の名で漢詩や書を発表。時折、他校にて漢文の講義なども行なった。