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鈴木其一書状〔日本書誌学大系38 〕
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『鈴木其一書状〔日本書誌学大系38 〕』
著者|北野克
共編者|竹谷長二郎
発行|青裳堂書店
発行日|昭和59年
状態|良。248頁。15.2cm×21.8cm。
『鈴木其一書状〔日本書誌学大系38 〕』
2021年11月3日から12月19日まで、東京の根津美術館で展覧会が開かれた江戸琳派の画人鈴木其一(すずききいつ)。
本書は、その書状を所蔵する著書が「多数の人の鑑賞と研究の資に供するために」と141通の影印とその文辞の解読を施したものである。共編者は「其一の画家としての生活が目の前に浮かんできて、あたかも日記を読む感があり、興味は津々として尽きることがない。書状は美術品としての価値のみならず、近世絵画史の資料として貴重である」と『附言』で述べている。
そして何より、近世絵画研究の権威、河野元昭氏による「鈴木其一画論」(國華1617号)の転載がなされたことにより、其一は「酒井抱一の弟子」といった頚木から脱することになろう。
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