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田森素斎先生遺稿
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『田森素斎先生遺稿』
著書｜田森素斎
発行｜田森素斎先生遺稿刊行会
発行日｜平成12年（補修版）
状態｜良好。25.8㎝×⒙3㎝。154ページ。和綴じ本。
『田森素斎先生遺稿』
田森素斎（明治28年～昭和29年）は、漢学を二松学舎に学び、広島一中・津山中学・広島高等師範・第七高等学校・広島師範・広島大学などで教鞭を執り、碩学高徳の士として人々に慕われ、晩年、虎南吟社を興し、多くの漢詩・漢文をつくった。
しかし稿が残っているものが少ないことから、門人たちが遺稿の散逸を防ぐべく整理編綴し、その風格を後世に伝えたいと、昭和37年『田森素斎先生遺稿』が上梓された。
その巻頭に、漢学塾二松學舍を創立した三島中洲、二松学舎大学の学長を務めた那智佐典、古典中国文学者の鈴木豹軒の詩書が寄せられていることからも、監修の太刀掛呂山、編集の大東和徳雄、田中勝義らの熱意が感じられる。
しかしこの版は、「ざら紙の謄写刷り、仮装で保存に絶えず」ということで、平成12年、門人のひとり、國廣壽の尽力によって補修版が上梓されたのである。
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